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2009年6月 1日 (月)

重力ピエロ~家族という重力、愛というピエロ

Jyuryoku_p_2_1b 今日観てきたばかりのホヤホヤです。

「重力ピエロ」

素晴らしく想像力をかきたてる題ですねえ。

その想像力をはるかにしのぐドラマの世界にひきこまれてしまいました。

家族についての重い映画です

にもかかわらずファンタジーにも似た不思議な酩酊感に包まれます。

どこか幻想的で儚い美しさに縁取られた映画です。

全編通して映画音楽がとても充実してます。印象深いのです。

上映始まったばかりで大ヒット中らしいので詳しい話はやめます。

満足です。

俳優たちがレベルの高い芝居を静かに積み重ねていきます。

兄役の加瀬亮くんは何をやっても確実にうまいです☆

演技力においてまず今の日本で一番の若手といえるんじゃないでしょうか。

加瀬くんが俳優を目指した動機は浅野忠信さんの映画を観てすごいと思い、憧れて、それで浅野さんの事務所の門を叩いたといわれてます。

ほんとうにそんな動機なんでしょうか?

あまりにもうまい、うますぎるので。

しかしその事務所、なんてすごいんでしょうね。

浅野忠信さんのお父様がやってる事務所、浅野さんに加瀬くんに菊池凛子・・・って、どんだけ~、ですよね。

そして弟役の岡田将生さん、逸材ですね~☆

映画界がほしくてたまらなかった久々の大型でしょうね。

かっこいいだけではない、複雑な心理表現もばっちりでした。

そして父親役の小日向文夫さん☆

思い出しただけでため息が出ます。

「重力ピエロ」の成功は小日向さん抜きには考えられません。

あの優しさを自分のものにするために父は人知れずどんなに悩み苦しんだのか。

そして癌になり・・・・

癌患者の演技もさらりと表現する小日向さん。

小日向さんが画面に現れるたびに私のお目々、釘付けになってました。

驚愕といっても過言ではありません。

驚愕させる演技力とはそこにいるだけであらゆる感情を感じさせる空気のことかもしれません。

小日向さんのマイ・ベスト・演技は長らく「非・バランス」の“オカマのキクちゃん”だったのですが、「重力ピエロ」のお父さん演技が一番になりました。

家族とは?

血がつながってるから家族なの?

遺伝子が一致するから家族なの?

ほんとうは遺伝子でも血でもないのでしょう?

「家族の愛は重力を超える」。

含蓄の深い言葉です。

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コメント

「重力ピエロ」本を読んだので、
映画がどんな風に仕上がっているか
興味があったのですが、すごく
いい出来みたいですね。

映画情報で配役を知って、ナイスキャスティングだなあって思っていました。

はやく見たいですが、DVDなるまで、
見れないかなあー。

「慰めの報酬」のDVDももうすぐですねlovely

投稿: アリス | 2009年6月 5日 (金) 22時51分

アリスさん

「ディファイアンス」は劇場で観れましたか?

「重力ピエロ」キャスティング絶妙でした。
キャスティングってほんと重要ですよねえ。

「カジノロワイヤル」もダニエル以外がやってたらここまで「007」を待ちわびるようにはなってなかたっと思いますし。

「慰めの報酬」もうすぐですね。楽しみです。
「ディファイアンス」のDVDはまだ先ですけどこれもまた楽しみです。

投稿: betty | 2009年6月 7日 (日) 20時37分

原作は読んでませんが、先日映画は見ました。
配役も皆さんの演技も素晴らしかったのですが、
私的にあの最後は納得いかなくて、、、
刑事罰を受けるべきはずなのに、そこにいていいの?って。
このお話は寓話なのかな、それにしてはリアルだし。
なんか、モヤモヤ感をおぼえてしまいました。
伊坂さんのストーリーは合わないのかもしれませんね。
bettyさんはあの最後に関して、どのように思われました?

投稿: 金魚ふーちゃん。 | 2009年6月 8日 (月) 14時15分

金魚ふーちゃんさん

この映画、私は「痛い寓話」って思いました。
でも、現実的に考えても、いちおう情状酌量でせいぜい一年ぐらいの実刑だったかなと・・・甘めですけどね、そこは寓話的でありつつ無理矢理自分に納得させた感じです(^^;)

二男は悪でモンスターである実の父親のDNAをはっきりと受け継いでますよね。
小日向さんが演じる父や加瀬君兄の生まれながらの善人とは明らかに違う根を持ってるという表現はしょっぱなからされてました。

でもその先天的な傾向さえ変える力を持つのが、たとえ血のつながりはないけど「愛情」「信頼感」「環境」なのかなって、

あの二男がもしもほんとうの父と暮らしてたら完璧にモンスターになってたんじゃないかしら。

結論が「?!」なぶんだけ、
若い観客がいろいろと話し合えるきっかけになりそうな映画であるのがポイント高かった点なんです。

投稿: betty | 2009年6月 8日 (月) 22時37分

放火に殺人ですから、未成年であることを考えたとしても、罪的にはかなり重いですよね。
アメリカのカートゥーンのように、あっけらかんと電車で引かれたり、ものが落ちて来てペッチャンコになったり、
そんな風に描かれてたらまだ許せるのですが、
優しさを仮面にして、結局は復讐してる、、勧善懲悪だからいいじゃん!みたいなストーリー展開に納得いかなかったんです。
でも、伊坂さんの原作を読んでみようかな。
そうしたら又違う感想もでてくるかもしれませんわ。

確かに、いろいろ話し合えるきっかけ、あるいはテーマを持ってる作品ですね。

投稿: 金魚ふーちゃん。 | 2009年6月 9日 (火) 01時46分

でもこの映画、
よく考えるタイプの若い子ならプラスになるけど、短絡的で考えないタイプの子がみたら、しかもその子が二男のような面を持った子だったら、とんでもない勘違いをしてしまいそうな気もしますよねえ。

両刃の剣になりそうな危うさのある映画ではありますよねえ。
解釈が曖昧なぶん、面白いけど危険でもある、とくにこういう内容の話は。

そこが良識あるおとなとしては納得いかない部分でもありますよねえ。

投稿: betty | 2009年6月 9日 (火) 10時06分

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