クローズド・ノート~沢尻エリカ、だんだん魅力が乏しくなってくるのはなぜかな・・
行定監督の、とっても行定監督らしいと思える良い映画でした。
「クローズド・ノート」
真摯な思いと、生と死と、個性的な映像にたいするこだわりがとてもいいバランスで織り成され、またも代表作をものにされたんじゃないかしら。監督は。
私は地球上でいちばん重いものが命だとしたら、二番目に重いものは子供に対する教育だと思ってます。とくに小さな子供になされる教育。
それは子供を善にも悪にもしてしまう。「ブラックダイヤモンド」で描かれていた残忍な殺人マシーンの少年兵にすることもできる。
空恐ろしい影響力をもつのが子供への教育なんですよね。
竹内結子さん演じる小学校教師の思いはたぶん、小学校の教師を目指す人の始発点ではすごく普遍的な最大公約数なんじゃないかな
子供の柔らかな心は洗脳されやすく傷つきやすい。
それだから、大人が子供にどう接するかが問われる。
家庭教育も同じですよね。
完璧な大人はいない。
でも善であること、優しくあること、強くあることを教えたいと大人は思う。
まだなにひとつ染まっていない子供に。
そんな情熱を静かに演じた竹内結子の物語がとってもいい。
現実の教育現場はもっともっと大変だろうと思うけど、教師はこんなふうに子供と接してほしいと思う理想がそこにあり、素直に受け止めることができる。
じつはこの映画、主役の沢尻エリカと伊勢谷裕介以外はみんないいんですよね。
それがすごく惜しまれるのね。
でも伊勢谷くんは絵描きでもあるという私生活とオーバーラップするてんを誠実に演じていて良いところはいっぱいあったと思うの。
しかし、沢尻エリカ、なんでこんなに魅力の乏しい女優になっちゃんたんだろうねえ。
「パッチギ」の時、とっても良かったでしょう。生き生きして可愛くてね。
すごい正統派の将来有望な子がでてきたなあって心から期待したんですよ。
それがなんでこんなにつまらなくて、面白くない芝居しかできないようになっちゃったんだろうね?!
こんなふうにがっかりさせられる予感は、あの面白い「間宮兄弟」のなかで再会したときすでにあったんだわ。
お澄まし顔がつまんなくて、妹役の北川景子に食われっぱなしでしたでしょう。(北川景子、可笑っしかったものねえ~♪)
そしてこの「クローズド・ノート」では冒頭から、ダルビッシュと結婚するサエコに食われてましたわ。(サエコって不思議な魅力あるのね、脇で地道に良い女優になるかも)
沢尻エリカ、どうしたの?!
とってもがっかりした。
最近巷をにぎわしてる話題にかかわらず、映画だけを観ても彼女のなかで何かがとってもへんな方向にいってるのが、その良くない変化があきらかに見て取れるでしょう。
逸材だと思っていただけに、あの能面のような語らない表情、語らない存在感はもしかして病んでるのかなとさえ思ってしまった。違ったらごめんなさいね。
あ、表情豊かとか語るとかというのは、大げさにしなさいというのではないですよ、なにもしてなくても自然に湧き出るなか、ということなんだけど。
感情がたかぶるシーンや、台詞を発しているシーンはどんな人でもそれなりにサマになるもので。
そうではなくて、ただつっ立てるとき、ぼーっとしてる時にこそ、内面から立ち上る人間味を出さなくちゃ。
そうでなければつまらない。無味無臭になっちゃう。
万年筆屋の娘を演じていて共演場面も多かった永作博美と比べたらその違いがくっきり。
飾らず自然に演じて味が出る永作博美さんの安定感とうまさはこの映画でも輝きまくりでしたもの。
板谷由夏さんも役柄をぴったりに演じていて、、それでいて彼女ならではの個性も出してくる。
そんなふうに女優さんたちが総じて良かったなかでの沢尻エリカさんの精彩のなさ、撃沈ぶりはかなりひどいな。
「パッチギ」ではえらく将来性をかった私としてはがっかりだったわ。
しかも今回、沢尻エリカは教育学部で小学校教師を目指し、地味な万年筆屋でバイトして、マンドリン部に所属している、というキャラクター設定からいえばどこまでも普通な女の子なのにね、
もっと自然に笑って自然に脱力してなきゃ魅力的に光ってこないキャラクターだと思うのよね。
沢尻エリカが映画の中で女優として後退の様相を露呈したのには若い彼女の伸ばし方を間違ったのかもしれないとりまきの大人たち。。。と想像する。
周りの大人たちはちゃんとした女優の道へと導いてあげてほしいな。
行定監督はいままでになく主演女優の演技指導で苦労したんじゃないかと思われました。
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コメント
bettyさん 貴女も同じ事思っていたんですね 役者さんって売れて来るとTVに雑誌その他もろもろのインタビューにグラビア撮映、同じ事を何度も聞かれてにこやかに答えてポーズをとる それが延々と続くとしたらあんな顔つきになるのかも。まあ仕事は楽しい事ばかりじゃ無いのは当たり前なんだけどね。エリカちゃんみてると非難するより可哀相な子供が一人で荒野に震えて立っているように感じます
彼女が磨減ってしまわないうちに周りの大人が何とかしなくては…
投稿: 輪♪ | 2007年10月 4日 (木) 22時19分
輪さん
周囲の大人が計画した方向性ってものがあったんだろうね。でもそれはしっかりとした演技者への道ではない方向性だったのかもね。
いまのうちにちゃんとしないと、駄目になっちゃうんじゃないだろかって、オバサンだからわが子を見るような目でつい心配しちゃうの、私。
潰れないでくれるといいけど。
投稿: betty | 2007年10月 4日 (木) 23時10分
こんにちは後無沙汰しています
この映画は竹内結子の物語で持っていたと言っても過言ではないですね。
彼女の清楚な佇まいは、とても素敵でした。
遅ればせながら、相互リンクさせて頂きました。遅くなってごめんなさい。
投稿: ケント | 2007年11月19日 (月) 21時20分
ケントさん
おひさしぶりです。
「クローズド・ノート」良質の良心の映画でしたね~。竹内結子ならではの役どころ、とてもよかったですね!
相互リンクよろしくお願いします。
投稿: betty | 2007年11月20日 (火) 16時54分
bettyさんコメントありがとう
TBちゃんと出来ていますよ。
※スパム対策のため、TBとコメントは承認後公開されるようになっているので、反映に数日かかるからだと思います。
よろしくお願いします。
相互リンクもしていますよ(^^♪
投稿: ケント | 2007年11月25日 (日) 10時16分
ケントさん
>※スパム対策のため、TBとコメントは承認後公開されるようになっているので、反映に数日かかるからだと思います。<
ということは私のTBが串団子みたいになっていっちゃってるかもしれません・・・すみませんでした。
どう今後もよろしくお願いします。
投稿: betty | 2007年11月25日 (日) 12時39分