スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ~豆腐は絶対焼き豆腐派よ
ドンパチ&ラブ映画の快作♪and怪作^^;
三池監督と撮影監督粟田さんのお二人の才能にあらためておそれいっちゃいました。
三池監督ってほんとっすっごいパワー(@@)
でも人にはお薦めいたしません、自己責任で観るのみ、という映画といいましょうか。
三池崇史監督ですからそのてんはやはりカルト的な魅力むくむくですものね。
けっして万人向けではないでしょう。
でも私にはおもしろいシーンの連続で、顔がニマニマと緩んじゃいました。
役者さんたちにピンピンとよく立ったキャラをかぶせて面白がってる三池監督の映画ってツボをくすぐられてしまうんですわ。
この映画では安藤政信の壊れっぷりがインパクト大でしたあ。
しかし人の子の親としてこの映画、PG12はゆる過ぎると思いますよお。
リアルではないとはいえR15ぐらいでも良かったかなって思うの。
(R18だった「殺し屋イチ」と比べても・・「殺し屋イチ」は三池監督の大傑作です!ただしあんまりそれを言うとこっちも変態って思われるかもぉってつい声が低くなります^^;
て、三池監督の作品で人に「絶対良いよ、観てみて」と薦められるものってあんまりありませんけどねえ・・とくに女友達にはね。そのぶん好きな人はものすっごい好きという感じですよね)
私は暴力シーンは苦手だけど映画の醍醐味のひとつであると思うので、レイティングをしっかりしたうえで、しっかりバイオレンスしてほしいと思う。
性描写では厳しすぎる感、暴力シーンではゆる過ぎる感、日本の映倫審査に「?」を感じるのよね~
いやいや話がそれてしまった。
「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」
遊び心、僕ちゃん的マニアックさが満載でした。
すんごく面白がって作ってるみたいだけど、遊び的発想をパワー溢れるドンパチ&ラブ映画として昇華させきるところ、まったくもってすごい才気!
ほんとラブでしたねえ~。
とある町・・・源氏と平氏の末裔が財宝をめぐって対立し、血で血を洗う抗争を繰り広げている。
この設定だもの、真面目な突っ込みは無粋ってもので。
難しいこと言いっこなしで楽むが勝ち。
源義経、平清盛、かれらの子分たち。そこに流れ着いたひとりのガンマン。そして、源氏に夫を殺された若妻、その姑にして実は「伝説の弁天」、どうしようもない保安官・・・・濃すぎるキャラたちを小気味よく整理しつつ、情と恨みと欲と復讐のスキヤキ・ウェスタンが大画面に展開するのね。
桃井かおりと松重豊の死に際の告白シーンなんて美味しすぎる場面ですよ。
それにあのお墓のシーン、赤と白の薔薇ですよ、ほかの監督がやったら恥イボだらけになっちゃいそうだけど、三池監督だったら素直にロマンチック~う、ですもんね。
狙い通りに狙って、ストライクゾーンに決まってしまう、それが大きな心で許してしまえるって、三池監督の人柄なんでしょうか。
ラブ、ラブ、ラブっていい大人のくせして臆面もなく言ってしまうんですよねえ~。
伊藤英明、桃井かおり、香川照之、佐藤浩市、伊勢谷祐介、というメインキャストはまあそんなもんでしょ、の出来栄えでしたが・・・この程度はラクにやっちゃうでしょうという意味でね。
脇役にはくすぐられましたよお。脇役最高。こういう脇役がいるから日本映画が面白い♪
安藤政信、石橋蓮司、塩見三省、松重豊・・・・名あたるバイプレーヤーが要所要所でしっかりおさえているのがポイント高いの。
さっきも書いたけどとくに安藤政信です~。
三池監督のすんごい駄作って私が思ってしまった「46億年の恋」のときの安藤政信を差し引いても今度の安藤政信はお釣りがたんまり。
タランティーノの演技をかなりたっぷり楽しめるのもオマケ以上のびっくり箱です。
でもよその国で卓袱台返しとか、スキヤキのこだわり、とか、わかるんでしょうか、笑。
ラストに流れる歌が「ジャンゴ」なんだけどそれを歌ってるのが北島三郎さんなのね
まさに和製、スキヤキ・ウェスタンにぴったりだった。
タランティーノの台詞でたっぷりとスキヤキのこだわりを聞いたらスキヤキが食べたくなって、帰りにスキヤキの材料を買いこんだ。
でもっておうちで「スキヤキ」。♪ジャンゴ~、ジャンゴ~♪と一杯飲みながら。
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