PINK RIBBON~ピンク映画って?
日本映画のなかでなくてならない存在でありながら日陰の身であるピンク映画のその歴史と現状といままでの傑作について、いっきに知ることができる映画がドキュメンタリーの「PINK RIBBON」。
とっても面白かった~。ほんとに面白いドキュメンタリーです♪
登場するピンク映画監督たちの豪華な顔ぶれにもそそられます。
若松孝二、高橋伴明、黒沢清、井筒和幸、渡辺護、田尻祐司・・・。
登場しないけどピンク作品が紹介される監督は周防正行、瀬々敬久・・・。
そしてものすごく驚いたのが制作者として有名な朝倉大介さんという人がじつは女性であったこと(@@)
衝撃と共に感銘・・・うーむ。
ピンク映画はアダルトビデオとはまったくの別物なのでお間違いのないようにね。
ピンク映画の俳優さんたちは基本的に演技のできるプロの俳優さんたち、絡みはすべて演技です。
男女ともに“まえばり”つけての演技です。
だったらR-18の日本映画のことだろうと思うかもしれないけどこれもまた違うのね。
その違いは予算と制作日数。それに上映劇場は専門のピンク映画館ということになるのかしら。
ピンク映画の場合は一本の制作費300万ぐらいだそう、必然的に制作日数も限られる。
でもそのぶん監督はかなり自由にできるらしい。
その「自由」が魅力的。
なにがでてくるかわからない面白さ、日本映画の中でゲリラのような存在というのもおおいにうなずけちゃう。
だけど私が観たことのある数少ないピンク映画は深かった。
人の深淵を描いてました。瀬々敬久監督の「雷魚」でしたけど。
「雷魚」って一般映画と思って観てる人も多いと思うんですが。
私の場合はとくにピンク映画と知らずに観て良かったものがジャンル分けするとピンク映画であった、ということもあったりでした。
ピンク映画からは時々すごい名作も生まれてくるんですね。
といってもなかなか観るチャンスがないのがまたピンク映画でしょう~。
私も黒沢清監督の「神田川淫乱戦争」ですら観れてませんもの。
周防監督の「兄貴の嫁さん」はいちおう周防監督が「シャルウィダンス」でブレークした時に興味を持って観たのですが。
でもレンタルショップで借りるときは自分で借りられなくて夫に借りてもらったのでした。
若松孝二監督のいくつかのピンク映画はベネチア映画祭やカンヌ映画祭で絶賛浴びたり、渡辺護監督の作品は社会現象になったりもしたのもありますでしょう。
10代の頃にそんな情報を掴んでも実際に観るわけにはいかなかった(そりゃそうだ)。
すこし歴史をさかのぼるととても面白いピンク映画という世界。
ピンク映画といっても60年代はオシリもお乳もだしてはいけなかったそうで、それなのにエロスを表現するというのは演出も撮影も役者さんたちも高等テクニックですよね。
顔の表情、背中に浮かぶ汗、また顔の表情、眉間の皺、指先、背中の汗・・・・みたいなかんじでカットバック繰り返して人の脳を刺激して感じさせるというのかしら。
なるほどね~とどの逸話も面白くてしかたがない。
最近では吉行由美さんのような女優さんでありながらピンクの監督もするという才色兼備も出てきてます。
映画館では女性限定のピンク映画イベントも行われるようになってきて、それがまた大賑わいなんだそう。
そうそう、女の私がピンク映画の絡みを観ても興奮はしない、作品として冷静に距離をもって観てしまうのね。
だから女性の観客を意識したピンク映画はこれからの分野だと思うの。ピンクにも女性を呼び込むことができたら飛躍的に収益も増し、作品性も高まるでしょうねえ。
なので是非頑張っていただきたいわ。
世界各国の映画祭で上映されてきたドキュメンタリー映画「PINK RIBBON」、ピンクを語り尽くす向こうに見えてくるのは日本映画であり、日本の風土に根ざした人間性や文化でもあり、ある時代そのものでもあり。
とっても面白いドキュメンタリー映画です♪
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コメント
ハイ!私はピンクとAVを混同しておりました。
じゃ・・・私が今まで見ていたのはAVなのか(爆)
昔のエッチぽい映画で記憶にあるのは・・・
「女囚さそり」だっけかなぁ~。
子どもの頃、TV映画であの系列を何本か見た
ような・・・。
投稿: ちゃろ | 2007年6月27日 (水) 18時45分
ピンク映画の歴史、いやー奥が深かったわ。
投稿: betty | 2007年6月27日 (水) 22時56分