青春デンデケデケデケ
高校生ものでは、男の子映画の筆頭が「青春デンデケデケデケ」
女の子映画の筆頭は「桜の園」、私の好みのね~。
両作品とも、十代の繊細さが息づいていて美しいですう。
しかも「青春デンデケデケデケ」には男の子特有の純情が溢れ、笑いのなかに、日本人の優しさや人情がほっこり感じられるんです。
懐かしい歌満載なのもすごく楽しいのお。
たまに懐かしい歌に出会うと、肌がぷるぷるっとしちゃうわねえ~
肌が子供の頃に帰るというのかな~。
テケテケテケテケ~~ぷるぷるぷるぷる~~て。
1950年代の瀬戸内海に面した四国のとある町が舞台。
エレキギター、ベンチャーズのテケテケサウンド、
ロックミュージックに魅せられた4人の男子高校生が、まずは親を説得してバイトして楽器を買おうとするところからはじまる。
いやその前に、学校の軽音楽部の先生にエレキバンドの承認をもらわねば。
まだまだのどかなもんよ。
昔うちの近所にもエレキギターをやってるおにいちゃんがいて、夕方になると車庫だか物置だかから騒音のようなテケテケテケテケが鳴り響いたっけ。
当時はそんな光景があっちでもこっちでも見られたんじゃないかな。
その様子だけでもすっぽりと60年代。ああ郷愁。
4人の高校生もキャラ立ちがよくて、そのバランスお見事。
それに4人皆、素朴でうまい。うま~~~~~~~~いのだ。
主人公ちっくんは学校の先生の息子。ボーカル&ギター。
ベースギターがお寺の息子で、これがごっつうませてて、世間をすでに掌握済みなわけ。
世渡りからエロ本までお寺の息子が伝授してくれる。彼はこの映画で映画賞総なめ。
リードギターが魚屋の息子。これが色白スマート。でもいちばん幼いのかな、高校生の浅野忠信が等身大で演じている。「バタ足金魚」のときの坊主頭にくらべたらだいぶ成長しているのが微笑ましい。黒縁眼鏡がダサい。
ドラムがかまぼこやの息子、あばた面でちょっととろ~~~っとしてるけど女の子を好きになって。ヘタクソな「美しい十代」を歌うところで私のお肌プルプルがきた。
十代の、時代は変わっても今もかわらないいろんな悩みや喜び、恋、友情、家族、先生、進路・・・悩んでそして大人になる。
青春映画の定石どおりなモチーフを散りばめながら、大林ワールドな瀬戸内海の空気、きらめき、日本の美にたいするゆるぎない思いなどが溢れているの
最近では「ウォーター・ボーイズ」「スウィング・ガール」「ロボコン」などもこの学園ものの系譜に属する秀作ですが
やはり風格がひとつ違う、映画全体の格を感じさせるてんで、この「青春デンデケデケデケ」は女子校生ものとして私のベストワンである「桜の園」と並び、永遠の、胸キュン、高校生映画です。
昭和30年代に生まれた人まではその時代の匂いを感じることができるでしょう
昭和20年代の人ならリアルタイム。面白くてしょうがないと思う、くすぐったくなるでしょう。
それより前の世代は誰でもOK。懐かしさに身をよじる。
そして今、青春の人たちにも。
10代には10代の、普遍的な思いは変わらないのね。
誰もが胸がきゅううんとなること間違いなしね。
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コメント
リアルタイムです。背景が全部実写で見えてしまう。若くても、年取ってもみんなが持ってる、懐かしい、きれいな思い出。
空気が「ああこうだったよなあ」と思えますね。何十年ぶりに会っても一瞬にして共有できる時間。そんなものが一杯詰まった映像ですね。こんな時間と空間を通り過ぎて今の自分が居るんだと、なんだか今の自分までがとってもいとしく思えてしまう。
役者はみんなうまかったなあ。寺の息子なんて最高に私好みです。浅野忠信なんて先が見えない演技というか、将来こうなってると想像もできない雰囲気を醸し出してる。
この映画、映画館で見るより、ひっそり家で一人お菓子をかじりながら見るのが似合ってる。
投稿: taba | 2006年8月18日 (金) 15時29分
うはうは~☆
リアルタイムでしょう~~(^^)
お寺の息子、最高ですよね、すでに父に代わって説教することもあるって・・・あの子ならそうやろねえ~(笑)浅野忠信も、あれがああなる?!という不思議な感じでしょう
>映画館で見るより、ひっそり家で一人お菓子をかじりながら見るのが似合ってる。
かもしれない。
家でお茶いれてお菓子ぽりぽり、いいですよね。
そうそう、「御法度」では、お寺の息子も浅野もでてくるの。寺の息子のほうは、道場の場面で出てくるの脇役なので見つけられないかもしれないけど。
投稿: betty | 2006年8月18日 (金) 18時40分
えっ!
じゃあもう一回見なくちゃ
投稿: taba | 2006年8月18日 (金) 20時36分