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2006年8月 3日 (木)

男たちの大和

Top_img01_main_3_1 戦争映画って史実にそって作られるだけに、とてもデリケートな問題を含んでいて、作り手側のバランス感覚がもろに画面に現れてくるので、観るときに、大丈夫かなこの映画・・・・と一抹の不安を感じることもあるの。

「男たちの大和」。

この映画もね、観る前は映画館でさんざん予告編で長淵剛の入魂の歌を聴かされて、へんに戦争を美化してたらいやだなあと心配だったの。

Yamato6 でもどうしても気になって、さっさと観たくて、クリスマス映画としてイブの夜に映画館に行ってしまったのね。

すると、なによ、これ、良いじゃないですか~。

とても良かった。素直に感動した。

すこしも美しくない日本語の発音と辛口批評も朝日新聞に書かれていた長淵剛の歌も、映画を観終わるととってもピッタリで違和感はまったく感じなかったわ。

映画はあくまでも庶民の目の高さで、戦争に巻き込まれる市井の人たちの心を映し出していた。

戦艦大和に配属された15~16歳の少年兵たちが敗戦の色濃くなったときに死を覚悟で沖縄の海に赴く、犬死かもしれないわけだよね、

戦争にたいする疑問もあれば、死だって怖い・・。
そこを彼らはなにによって乗り越えて激戦の地にむかえるのか?

それは【愛】なわけね~。

恋人がいる、妻がいる、わが子がいる、母がいる・・・それが自分にとっての日本だって思う。

そこのところに無理がない演出。

ごく自然な発露としての「守りたい人への愛」があるのよねえ。

彼らは命を懸けて愛するものを守りたいと思う、それは綺麗ごとでもなんでもないのね。

誰かを愛するってそういうことだもんとマジで思うわ。

私はそういう感情を子供が生まれてはじめて知ったんだけどね。

たとえば宇宙人がきて小さな子供たちを次から次へと連れ去っていくということが起きたとしたら?

世の親たちは子供を守るためにみんなで宇宙人に立ち向かうでしょう。命がけで。

近頃の子供への虐待や子殺しは、目立つとはいってもすごく少数でしょう。

大多数の親は小さな子供を守るためには命がけは当たり前なんですよね。

結婚前はクールだった私がそうなんだから、私より優しくて母性愛いっぱいの人はもっとそう思うのよね。

男親にしたってそういうこと。

男の人は子供に限らず、愛する女のためにもそうできるんじゃないかな。(極限のことになればね)。

人として当然の感情の発露、だから感動しました~。

この映画、うまいとこついてきますよね。

少年兵たちを導き守る先輩兵たちの役どころがいいんだわあ。

反町くんは大和の厨房係だし、獅童さんだって大砲撃ち。

カッコイイ士官じゃないんですよ。あくまでも庶民。

乗組員たちの飯の心配する反町君はまるで大和のお母さんなのね。

少年兵たちに芋羊羹やったり、甘いものを食べさせてやったり、陸に上がっても若い奴らに細かな気配りしてんのね。養子に出された少年兵をお母さんにひきあわせてやったりって。

獅童さんはやんちゃなお父さんてかんじかなあ。規格ハズレなおもしろい男なんだわ。

反町がお母さんで、獅童さんがお父さん・・て、そうとう【よこしま目線】いっちゃってるわね(笑)

とはいえ、観てる最中はそれどころじゃなかったですが。


日本のお母さんたちを演じていた女優さんも余貴美子さんに白石加代子さんでしょ、だからすごいの。佇んでるだけで思いがどばーーーーっと伝わってきます。

うちの夫は蒼井優ちゃんが素朴で可愛くて、最後まで爽やかでよかったと感激してました(オジサンだからね、笑)。ま、オバサンがみてもほんと一服の清涼剤でしたけどね。

悲劇的で迫力ある戦闘シーンは戦争娯楽映画としてかなり上出来だと思われます。

作り手側の感覚がかなり洗練されてると思いました。

へんに美化してないけど、老若男女を問わず、娯楽映画として感情移入をきちっとさせる最大公約数を踏まえたバランス感覚が優れていたような気がしますわ。

終戦記念日もちかいですし、この映画をみて、名もなく散った若者たちの命について、あの時代の日本について、そして今現在の日本について、思いをはせてみることもいいのではと思います。

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コメント

この映画、だんなのリクエストでしゃあないなあ、つきおうたげるわ。と、見た映画です。ほんまに、ん十年ぶりの邦画でした。良かったです。これを見て「わあ、邦画もみなあかん」とあせりました。終わって、エンドロールが終わるまで、誰も立たなかったのが、洋画好きの私としては、もう悔しくて悔しくて・・・見た後、感動と余韻で誰もたてなかったんですよね。さあ生きんそんな映画ほとんどないですから・・・
反町隆が凄く渋くてよかったあ。惚れ惚れしました。

投稿 taba | 2006/08/06 23:59:35

反町くん、よかったですよね。
思っていた以上に良かったわ。
そこで、彼の映画で以前「13階段」というシリアスなものを見逃してたので、ぜひ観てみなくちゃと思ったんですよ。で、まだ観てないんだけど。
今度彼、日本とモンゴル合作の「蒼き狼」でチンギスハーンを演じますね。
妻役が菊川怜というのが、なんとなくアイドル映画っぽくて不安なんですが。
ここが公式サイトです。
http://www.aoki-ookami.com/index2.html

投稿 betty | 2006/08/07 0:28:27

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