赤ちゃんの逆襲
おフランスのコメディー。公式サイト。
ブラック風味が美味しく効いてる赤ちゃんコメディー。
可笑しい可笑しい。原語で聞き取れればもっともっと可笑しいんだろうなあ。
建築学校も落ちこぼれたシモンという男、なにをやってもうまくいかない典型的人間のよう。
ある日シモンはかつて自分が設計したのとそっくりなミュージアムが建築中なのを知って、盗作だ~と建設会社に乗り込んでいく。
が、社長に冷たく追い出され、おまけに交通事故で死んでしまうシモン・・・ん?!
なによ、それじゃあ悲劇でしょうが~、
いいえ、そこからが本題。
シモンは彼が死ぬ時刻と時を同じくして生まれてきた赤ん坊に転生しちゃうの。
その赤ん坊が憎き社長の息子だったから、さーたいへん。
ここから始まる赤ちゃんの復讐劇、そのリベンジが可笑しい。
社長はかなりなお年、はじめてのジュニアの誕生に嬉しくてしょうがない。
美人でオバカな若妻には頭もあがらない。
妻は毎週水曜は浮気の日っ、て、50男の社長はちっとも愛されてないのねえ~。
おまけに社長の母も嫁に輪をかけてキョーレツ。
と、家庭ではまったくもってトホホな存在の社長さん。
そんな社長を赤ちゃんがいじめる。その方法がすごいんだあ~。でもナイショ。
赤ちゃん騒動にくわえて、嫁姑バトルやら、シモンの生きてたときの彼女やらのてんやわんや。
でもまとまってます。ちゃんとハッピーエンドっていうのもコメディーらしくて嬉しい。
この映画を観て普遍的だわあ~と思ったことはふたつ。
まず親子の関係かしら。
親にとって子どもは可愛すぎる点が難しいところよね。
同じく、子どもにとって親に愛されたい願望を持ちすぎるのも難しいところよね。
ほんとうに親子の距離感てセンシティブな問題だわ。
もうひとつの普遍的なことは、人間のハッピー度は会社の地位や学歴じゃない。
愛されてると思えるハッピー、愛してると思えるハッピー。
それがなければハッピーじゃないもんね~と、笑いのなかに人生のエッセンスがぎゅっ。
「赤ちゃんの逆襲」・・・ビターにコーティングされてるけど、最後に甘い一滴が入ったブラックチョコレート。
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コメント
こんばんわっ!昨夜レンタルしてきました。
赤ちゃんが自殺願望。。というところがフランスっぽいですよね。すでに人生の悲哀をかんじさせる赤ん坊ってフランス映画でしか考えられないと思います(笑)
エロい小説を読んでもらう老女といい姑といい嫁といい。。女は強い(苦笑)
シモンが死にたくなるほんとうの理由は案外そんなところにあるのかもしれませんよね(^^;)
フランス風なペーソスと皮肉がこの映画では素直に笑えますね。
投稿: ジミーガール | 2006年9月19日 (火) 23時35分
ジミーガールさん
うん、この映画はフランスでしか作れないというタイプの映画かもしれないですね。
東洋的に言い換えれば輪廻転生でしょう。
日本じゃ魔界転生だもんね(笑)
投稿: betty | 2006年9月20日 (水) 09時33分