ミレニアムⅠ ドラゴン・タトゥーの女~読み始めたらとまらない
スウェーデンの作家、スティーグ・ラーソンの世界的ベストセラー
「ミレニアム」
まずは第一部、ドラゴン・タトゥーの女
昨日夕方買ってきて読みはじめました。
冒頭から心惹かれる描写にぐいぐいと小説世界に引き込まれ、読みやめれなくなって徹夜しました。
上下巻あわせて863ページの長い作品ですが、
本格派の香りぷんぷんの冒頭からじょじょに、社会派、暗号解読、猟奇殺人、サイコパス・・・・といろんな要素が入れ子になっている、それはもうお見事!
地理的な広がりと1800年代にもさかのぼる時間の広がりは壮大であり
スウェーデンの経済史を織りこみながらもけっして難しくならず、
倒錯した異様な事件は衝撃的で救いがないけれど
主人公たちとその周辺の個性豊かな人物造形と、日常の細やかな描写などあいまって、
どの断片を切り取っても面白さが溢れてきます。
「どうなる?どうなる?」と早く読みたい気持ちとは裏腹に
読み終えてしまうのがもったいないような気持ちもおきてしまう。
そしてこれは秀逸なミステリーであると同時にとてもよく出来た恋愛小説でもありました。
主人公のミカエル・ブルムクヴィストとリスベット・サランデルの。
いや違うかな、リスベット・サランデルがミカエルに対する思いをはっきりと「恋」であると自覚するまでの。と言ったほうが適切かな。
セキュリティー会社の調査員をしているリスベットは、刺青&ピアスをしたパンキッシュな姿の25歳で、心を閉ざした硬い表情と、時々みせる凶暴さ、しかしその奥にある震えるような感受性を抱えている。
そんな難しいリスベットをごく自然に笑わせることのできる、雑誌「ミレニアム」の共同経営者で記者の40過ぎのミカエル。
この2人の絶妙で繊細なコンビぶりは、これまでのミステリー史に名を残したコンビたちを軽~く凌いでるんじゃないかしら。
この映画化作品が2月10日に公開されますね。
原作が素晴らしかった場合・・・・映画には過度な期待をしないと決めてるんですが、
これはちょっと違います。
だって贔屓のダニエル・クレイグがミカエル役だもの。
小説を読みはじめてすぐにミカエル役にダニエルはピッタリって思いました。
年齢もほぼぴったりだし、
ミカエルのキャラクターから感じるユーモア、少年ぽさ、相手の懐に飛び込む愛嬌、そしてセクシーさ(*^^*)、 脱ぐ女はすべからく受け入れる広い心(爆)
って、これだけ並べたらミカエル役はダニエル・クレイグしかおらんでしょう(鼻息)
それにあんなシーン、こんなシーン・・・・・映画で全部やってるか知りませんが、とくに犯人につかまっちゃうところ(^^;) 拷問室ですよ、拷問室。 カジノロワイヤルの拷問シーンの再現かと一瞬ひやひやしたらそうではなく「Jの悲劇」が待ち構えてたりして(ニマ)
リスベットは「ソーシャルネットワーク」に出ていたルーニー・マーラ。「ソーシャルネットワーク」は観たんですが彼女のことはあまり記憶に残ってないのですが、「ドラゴンタトゥーの女」はとても複雑な役柄ですので、うまくやってくれたらきっと今年は彼女のブレイク年になりますね。
でも映像作品としてはどんな出来栄えになっているかと心配です。
あまりにも素晴らしいミステリー小説なので、映像のほうは別物と心得たほうがいいかもしれませんね
小説のほうはとっても複雑ですし、かなり残酷な場面が何か所もあしますし、映像化するのは一筋縄でいかないでしょう、全部のエピソードを入れるわけにもいかないでしょうしね。
監督はデヴィッド・フィンチャーですから手際よくさばいてくれるとは思いますけど。
予告編を観ると、レッドツエッペリンの「移民の歌」をカバーした歌や、ノイズが効果的に使われた音楽など、まだちょっとしか聴いてませんが期待値がさらにたかまってきます。
小説のほうは第二部、第三部と続けて読みたくなります。映画のほうも二部も三部もダニエルで期待したいです。
2月が待ち遠しい。
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